北海道ニセコ町
「高速検索性と住民との情報共有確保,住民自治の確立」

1 導入の背景
 
(1) 行政の透明性の確保
 
行政の持つ情報を積極的に住民に提供し,情報の共有化と活用を推進  
 
(2) 行政の説明責任の全うするには行政文書の適正管理が不可欠
 
単に行政文書の整理に留まらず,職員一人ひとりの意識改革と事務改善を促し,新たな行政の仕組みづくりにつながる埼玉県浦和市(現さいたま市)のファイリングシステムに注目し導入を決定
 
平成12年度 モデル5課導入
平成13年度 全課,全部局導入
平成14年度 ~運用・維持管理~
 
 
2 「AKF」導入前の事務室
 
(1) 文書が私物化されていた
 
・文書の保管・管理は業務の担当者任せ
・未整理文書や進行中,起案文書の文書は担当者しかわからない
・文書探しの時間を浪費し,担当者が不在の時は対応が不能

(2) 不要文書が氾濫していた

大量の文書が事務室を占拠
before.jpgのサムネール画像 
 
 
3 「AKF」導入後の事務室
 
(1) 文書の私物化を禁止
 
即時検索(15秒以内)他者検索(30秒以内)を実現!
after.jpg

 

(2) 執務環境の整理整頓を徹底
 
・表示のない所にものは置かない
・個人資料も分類フォルダ化し,机の(右下)引き出しに収納
ニセコ机.jpgのサムネール画像

(3) 全ての文書を目録化
 
電子文書のファイル基準表を作成し,LANを通じ全庁共有すると同時に,情報公開目録としてインターネットで全町民に公開
 


4 ファイリングシステムの構築を成功させるには・・・
 
(1) 技術上の問題解決に2割の努力
 
(2) 職員の「意識改革」に8割の努力
 
(3) 外部コンサルタントの効果的指導が不可欠
 
(4) 定着化までの維持管理の重要性を認識することが不可欠

 


5 北海道ニセコ町概要


 
人口4,671人,職員数82人 (2010年4月30日現在,職員数は特別職を除く)
 
 
 
 
 
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