塩野 宏先生,文化勲章受章,おめでとうございます。

2015年11月 3日

 東京大学名誉教授塩野 宏先生は,文化勲章を受章することについてNHKの取材に,「日本の行政の現場にはヨーロッパでは見られない独特な活動があることに気がついて、そうした活動を理論の中でどう位置づけるかを研究し続けてきました。研究の成果を認めてもらえたことは大変ありがたく思います」と話されています。

 当機構理事長廣田傳一郎及び廣田達人(法学博士)は,これまで塩野先生から多くの教えをいただいております。理事長によれば,行政機関情報公開法案が検討されていた平成10年5月に,塩野先生から至急会いたいとの連絡が入り,行政改革委員会委員長室で,総務省の担当責任者同席の元に,約3時間にわたって文書管理に係る専門的な意見を求められたそうです。その日は,衆議院内閣委員会で参考人質疑が行われた日でしたが,野党議員から車の両輪として公文書管理法も作れとの要請があったとのことで,これは廣田さんの持論であるので,是非とも意見を聴きたく,ご無理を申し上げたとのことでした。
また,塩野先生からは,廣田理事長が公文書管理法の実務指針である「行政文書管理ガイドライン」の策定に協力している際にも,大所高所からの貴重なアドバイスをいただいたそうです。

 塩野 宏先生,文化勲章受章,誠におめでとうございます。

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